
40代女性のための、骨格タイプ別に似合うパンツと着こなしのコツ
はじめに|自分に似合う“ライン”を知ることから始めよう
40代になると、体のラインや重心の変化を感じ始める人も多いはず。そんな時期だからこそ、パンツ選びの基準を見直すチャンスです。
骨格タイプを目安にすると、自分の体を無理なくきれいに見せる“似合う形”が見つかります。
難しい診断ではなく、あくまで“傾向を知るためのヒント”として取り入れてみましょう。
骨格タイプとは?
骨格タイプは、生まれ持った体の構造(骨・筋肉・脂肪のつき方など)から「ナチュラル」「ウェーブ」「ストレート」の3つに分けられる考え方です。
それぞれの体の特徴に合わせて、得意なシルエットや素材が異なります。“体型を変える”ではなく、“体の特徴を活かす”という視点でパンツを選ぶのがポイントです。

骨格ナチュラルさんに似合うパンツ
骨格がしっかりしていて、関節や肩のラインにフレーム感が出やすいタイプ。ラフさや落ち感を取り入れたパンツが、自然体の魅力を引き出します。

ストレートまたはワイドシルエットのパンツで縦ラインを強調。ややハリのある素材を選ぶと、骨格の印象がやわらぎます。リラックス感のある着こなしが似合うので、短め丈のトップスや抜け感のあるシャツがおすすめ。「きれいめカジュアル」がしっくりくるタイプです。
骨格ウェーブさんに似合うパンツ
上半身が華奢で、腰まわりや太ももにボリュームが出やすいウェーブタイプ。下半身を重く見せないためには、落ち感のある素材やしなやかな生地を選ぶのがポイントです。体にやさしく沿うことでラインをきれいに見せ、全体のバランスが整います。

センタープレス入りのテーパードパンツに、ウエストインしたトップスとショートジャケットを合わせて。ウエスト位置を程よく見せつつ、ジャケットが腰まわりをさりげなく包み、下半身をすっきり整えます。軽やかな素材のパンツなら、動きに合わせて揺れ感が生まれ、柔らかで上品な印象に。
骨格ストレートさんに似合うパンツ
体に厚みがあり、筋肉のハリを感じるストレートタイプ。重心のバランスが取りやすく、縦のラインを強調するパンツが最も映えます。ストレートやセミフレアなど、脚に沿ってまっすぐ落ちるシルエットが上品な印象を引き立てます。

センタープレス入りのセミフレアパンツで、脚のラインをなだらかに整えて。落ち感のある素材が縦方向のラインを強調し、全体をすっきり見せます。中肉素材を選べば体を拾わず、立体感のあるシルエットが続きます。 ヒールやローファーを合わせると、上品で洗練された大人の印象に。
まとめ|“似合う形”を知って、毎日のパンツスタイルをもっと楽しく
骨格タイプは、自分の体を理解するためのひとつの目安。
大切なのは、タイプに縛られることではなく、“自分が心地よく見える形”を知ることです。
40代のパンツスタイルは、体の変化を受け入れながらも洗練を重ねる時期。
自分の骨格を味方につけて、毎日の装いをより軽やかに楽しんでください。